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セミナー・イベント
がん進展制御研究所所長の鈴木健之教授が主任講師を務める公開講座「がん研究とがん医療の最前線」が角町キャンパス内の『かくまちプラザ』で開催中です。
初日の5月10日(土)では,はじめに鈴木健之教授から挨拶があり,研究所の理念や沿革,研究所の活動・世界的連携,基幹プログラム・研究分野,そして,高校生を対象としたがん研究早期体験プログラム「がん研EEP」についても動画を使って紹介しました。また,ナノ生命科学研究所/がん進展制御研究所の大島正伸教授が「モデル研究から解き明かす消化器がんの悪性化」を演題に,「がんは遺伝子の病気」「細胞クラスターによる転移」「大腸がんの分子標的治療法」について解説し,質疑応答では,ピロリ菌除菌と胃がん発生の関連,クラスター転移による病態への影響,分子標的薬の耐性機構など,講演に関連したたくさんの質問や説明があり,講演内容の理解が深まりました。受講生からは,「歳を経るごとに遺伝子の変異は積み重なっていくだろうから,変異を起こさない為に日常の生活を整える必要性について考える機会となった」などの感想があり,本講座を通してがん研究がより身近に感じられたようでした。
講座全4回のプログラムを通して,がん研究の基礎からがん医療の最前線まで分かりやすく紹介し, がんの知識や情報を社会に発信していきます。
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▶金沢大学ホームページ:公開講座「がん研究とがん医療の最前線」を実施