がんの脅威に立ち向かう未来の人材育成プロジェクト

がんは人類にとって最大の脅威であり、正常な細胞ががん化するメカニズムやその克服方法はいまなお未解明です。
金沢大学がん進展制御研究所が立ち上げた「がん研究早期体験プログラム(EEP)」は、高校生に研究現場への参加機会を提供することにより、がん研究への興味と、がん克服へ向けた未来の研究者や医療・産業界における人材育成を目指すプロジェクトです。

このプログラム (EEP) について

NEWS

お知らせ

2024.03.19がん研EEP2024オープンしました!

2024年度 がん研究早期体験プログラム【がん研EEP】今年も開催します!

開催日

がん研EEP 2024 研究体験編
2024年8月2日(金), 5日(月), 6日(火) 10:00~17:00

がん研EEP 2024 授業編
2024年8月7日(水) 13:20~17:00

場所 金沢大学(角間キャンパス)がん進展制御研究所 および ナノ生命科学研究所内 各研究室
対象 研究に興味がある高校生(主に、本事業に協力いただける高校を通じて対象者を募集します)

第3回(2024年度)開催概要

1. がん研EEP 2024 研究体験編:研究現場を体感する

生物が生まれ、死んでいくまで。その間、細胞内では、遺伝子、代謝物、タンパク質、細胞小器官の構造や機能が、常にダイナミックに変化しています。これはナノスケール(10億分の1メートル程度)での生命現象です。もう少し視野を広げてみると、細胞同士のシグナルのやり取り、さらには脳と肝臓のように異なる臓器の間で生じるコミュニケーションもまた、大事な役割を果たしていることがわかります。
ヒトのがん細胞が遠く離れた臓器へ転移すること(遠隔転移)は、まさに、メートル単位で生じる生命現象です。このように、生命やがんを本当に理解するためには、様々なスケール(マルチスケール)での解析が必要です。

日時 2024年8月2日(金),5日(月),6日(火) 10:00~17:00(予定)
場所 金沢大学(角間キャンパス)がん進展制御研究所 および ナノ生命科学研究所内 各研究室
対象 研究に興味がある高校生
体験日 テーマ 担当教員
8月2日 1. タンパク質の働く姿をリアルタイムで観察しよう!
~ゲノム編集の瞬間を可視化する~
ナノ生命科学研究所 柴田幹大
2. 構造変化したタンパク質の姿と動きを見てみよう!
〜タンパク質ミスフォールディング〜
ナノ生命科学研究所 中山隆宏
3. 世界最先端!生きた細胞の表面をなぞる
走査型プローブ顕微鏡とは
ナノ生命科学研究所 渡邉信嗣
8月5日 4. がん細胞のシグナルを蛍光イメージングで可視化する がん進展制御研究所 平田英周
5. プログラム細胞死を観察しよう がん進展制御研究所 須田貴司
6. 「がん」の幹細胞の集団をみてみよう! がん進展制御研究所 後藤典子
7. 生体内の老化細胞を可視化し、特性を解析する! がん進展制御研究所 城村由和
8月6日 8. 百聞は一見に如かず!
~光を使ったイメージングで細胞の中を覗いてみよう~
ナノ生命科学研究所 新井敏
9. がんはどのようにして転移するのか?
~がん転移の初期に起きるがん細胞の変化を観察する~
がん進展制御研究所 鈴木健之
10. 100万個の中のたった1個!幹細胞を集めてみよう!
~血液細胞が生まれる過程を再現する~
がん進展制御研究所 平尾敦
11. 胃がん・大腸がんをモデルで再現!
~がんの発生メカニズムを知ろう~
がん進展制御研究所 大島正伸

内容は変更になる場合があります

2. がん研EEP 2024 授業編:『研究者のキャリアデザイン』『生命の仕組みを解く』

日時 2024年8月7日(水) 13:20~17:00(予定)
場所 金沢大学(角間キャンパス)ナノ生命科学研究所 4階 Nano LSI Main Conference Room(予定)
参加者 30人程度
第一部:研究者のキャリアデザイン ~こうして私は研究者になった~

13:30~15:00

この講演会では、研究所に所属する3名の研究者の方に、自身のキャリアパスを選ぶに至った経緯について紹介いただきます。大学進学や大学院での経験、研究者としてのキャリアを築くための工夫、将来の夢など、自由にお話いただきます。

(1)平田英周(がん進展制御研究所・准教授):医学部出身
(2)大島浩子(がん進展制御研究所・准教授):薬学部出身
(3)佐藤華江(ナノ生命科学研究所・特任准教授):理学部出身

平田英周
(ひらた えいしゅう)

大島浩子
(おおしま ひろこ)

佐藤華江
(さとう はなえ)

15:00~15:45 休憩(研究者と交流・個別質問、全体写真撮影)

第二部:生命の仕組みを解く

15:45~16:25

『脳研究はおもしろい!』

河﨑洋志(かわさき ひろし)
金沢大学 医薬保健研究域医学系・教授

脳は身体の中で、もっとも謎に包まれた器官といえると思います。1000億個の神経細胞がコンピュータのような情報処理をしています。このコンピュータのような脳がどのようにして働いているのでしょうか? 赤ちゃんが生まれるまで、このように精密な器官がどのようにして作られるのでしょうか? 動物の進化という偶然の積み重ねの長い歴史の中で、このような精密な器官を獲得できたのはなぜでしょうか? 認知症などの病気では脳の中のどこが異常になっているのでしょうか? 脳の魅力に引きつけられて研究している人は多くいます。今日は脳研究の魅力の一端に触れてみましょう。

 

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