
助教
田辺 和
Tanabe Yamato
腫瘍内微小環境は、がん細胞とその周囲に存在する免疫系細胞、血管系細胞、線維芽細胞などの相互作用によって形成される複雑な環境を指す。この微小環境は、腫瘍の発生や進行において重要な役割を果たしており、最近の研究では、がん免疫療法のような治療法の開発においても重要なターゲットとして注目されている。
特に「がん骨転移」は、患者のQOL(Quality of life)に深刻な影響を与えるため、そのメカニズムを理解することが重要である。本ユニットでは、がん骨転移に関連する腫瘍微小環境を分子レベルで包括的に研究し、克服に至るがん治療の新たな戦略開発に取り組む。
