組織・研究分野
人材育成プログラム
Creative Human Resources Development Program

がん-免疫系相互作用ユニット
Cancer–Immune System Interactions

スタッフ

Nicholas_barker

准教授
土屋 晃介
Tsuchiya, Kohsuke

目的と研究課題

 多細胞生物において、細胞死は単に終わりを意味するのではなく、新しいシグナルネットワークの起点として役割を果たし得ます。パイロトーシスと呼ばれるネクローシス様のプログラム細胞死は、細胞内の炎症性分子の放出を伴い、炎症や免疫系の活性化を誘導します。パイロトーシスによって惹起される炎症・免疫応答は、抗がん免疫の成立などに大きな影響を与えると考えられています。本ユニットは、パイロトーシスの実行因子であるガスダーミン・ファミリー分子に着目し、その活性化機序およびがん微小環境における役割の解明を進めています。

パイロトーシスの分子機序とがん微小環境における役割