教授
谷口 博昭
Taniguchi Hiroaki
講師
大坪 公士郎
(病院籍)
Ohtsubo Koushiro
講師
竹内 伸司
(病院籍)
Takeuchi Shinji
助教
山下 要
(病院籍)
Yamashita Kaname
助教
堂本 貴寛
Doumoto Takahiro
助教
西山 明宏
Nishiyama Akihiro
助教
小谷 浩
Kotani Hiroshi
助教
福田 康二
Fukuda Koji
助教
坂口 裕之
Sakaguchi Hiroyuki
先端がん治療研究分野では,がんの分子・生物学的な基礎研究を基盤として,理工・薬学等の異分野研究者と共に高度な学際的研究を展開,革新的な抗がん医薬の開発研究を強力に推進し、最終的に社会実装することを目的としている。
一例として、がんの標的分子を特異的に発現抑制する抗がん siRNA 医薬は,その配列設計やドラックデリバリーシステムなど様々な問題があったが,共同研究によりこれらの問題を克服し First in Human の治験に繋げた。また,複数の標的分子の発現を同時に抑制する革新的抗がんマルチターゲット型 siRNA 医薬の開発に着手している。
上記に加え,肺癌の薬剤耐性機序の解明,KRAS 変異がんに対する治療法の開発など, 前任の矢野 聖二教授(現,金沢大学呼吸器内科教授)の研究を継承させて頂くと供に,CAR-T 等の革新的な免疫細胞療法の治療開発,分子間相互作用を基盤とする抗がん低・中分子スクリーニング系の樹立などの治療開発にも取り組んでいる。
同時に附属病院において,腫瘍内科,外来化学療法,がんゲノム医療を担当し,最新のがん薬物療法や診断法を網羅する総合的ながん診療を実践し,トランスレーショナルリサーチ(TR)及びリバース TR による基礎・臨床研究の両面からがんの制圧を目指す。
A. 抗がん siRNA 医薬 (PRDM14) とドラッグデリバリーシステム (uPIC) による in vivo 治療モデル
B. PRDM14 uPIC に対するトリプルネガティブ乳がんの抗腫瘍効果
C. KRAS 変異肺癌に対する KRAS 阻害薬と WEE1 阻害薬の新規併用療法の開発
D. KRAS 変異がんに対する SUMO 化阻害薬と MEK 阻害薬の新規併用療法の開発