金沢大学がん進展制御研究所では今回の熊本地震で被害を受けられた研究者の皆様の研究教育活動の早期回復を支援するために共同利用・共同研究拠点(がんの転移・薬剤耐性に関わる先導的拠点)の活動の一環として,昨年度で募集を締め切りました平成28年度の共同研究を下記のとおり追加で公募します。
No | 項目 | 国内共同研究 |
1 | 申請資格者 | 熊本地震で被災された大学並びに公的研究機関に所属する教員・研究者 |
2 | 研究期間 | 採択日~平成29年3月31日 |
3 | 申請方法 | ①対象研究テーマリストを参照し本研究所担当教員と事前に共同研究 内容等について確認 ②申請書作成 申請書様式ダウンロード先 https://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2016/06/H28_application_form_Japanese.doc ③申請書提出 ※申請書には所属機関の長の承諾印要 |
4 | 申請書提出期限 | 平成28年7月15日(金) |
5 | 申請書提出先 | 〒920-1192 石川県金沢市角間町 金沢大学医薬保健系事務部薬学・がん研支援課 研究協力係 TEL: 076-264-6702 E-mail:y-kenkyo@adm.kanazawa-u.ac.jp |
6 | 選定 | 学外の学識経験者を含む共同研究専門委員会のよる審査 |
7 | 通知 | ①採択決定後申請者へ通知 ②採択者には「金沢大学がん進展制御研究所共同研究員」として委嘱 |
8 | 必要経費 | 共同研究に必要な経費(消耗品及び旅費)は, 予算の範囲内において,当研究所で負担 ※旅費の支給額は本学職員旅費規程による |
9 | 予算上限 | 50万円 |
10 | 成果報告書の提出 | 平成29年4月28日(木) ①指定様式有 ②記載方法等後日連絡 ③報告書は当研究所WEBサイト等にて公表予定 |
11 | その他条件 | ①本共同研究の成果を論文として発表する場合には,謝辞として 「金沢大学がん進展制御研究所における共同研究による」旨の 文章の記載するとともに(英文では,” This work is partly supported by ExtramuralCollaborative Research Grant of Cancer Research Institute, Kanazawa University. ”)別刷り1部を「5.申請書提出先」へ提出要 |
②知的財産権の取扱いにつきましては,金沢大学共同研究取扱規程を準用 | ||
③拠点が主催するシンポジウム・成果報告会へは可能な限り参加 | ||
12 | 本研究所利用可能施設・設備 | (1)共同研究資源・共同利用施設 ①ヒトがん組織バンク a.呼吸器がん・消化器がんの凍結組織 b.過去の附属病院でのがん組織標本(約2000症例) ②マウス発がん組織バンク a.胃がん,脳腫瘍,白血病 ③ヒトがん細胞株バンク(100種類以上のヒトがん細胞株) バンク関係の利用方法等については,本研究所WEBサイトを 参照。 https://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/cri/co/human/ ④薬剤ライブラリー 薬剤ライブラリーの種類及び利用方法等については,本研究所 WEBサイトを参照。 https://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/cri/co/yakuzai/ ⑤前臨床実験施設(画像診断装置設置済みのSPFマウス飼育施設 (最大500ケージ)) ⑥臨床治験施設 (I相・II相の臨床治験が可能な病棟設備) (2)中央研究室 セルソーター,共焦点レーザー顕微鏡,マイクロダイセクション 顕微鏡システム,タイムラプス蛍光顕微鏡病理組織標本支援など |
対象研究テーマリスト | ||
No | 氏名 | 対象研究テーマ |
研究分野 | ||
1 | 平尾 敦 教授 | 幹細胞特性制御機構の解明とがん治療標的分子の探索 |
遺伝子・染色体構築研究分野 | ||
2 | 大島 正伸 教授 | マウスモデルを用いた胃がん・大腸がんの発生および悪性化機構に関する研究 |
腫瘍遺伝学研究分野 | ||
3 | 髙橋 智聡 教授 | がん細胞未分化性の代謝的基盤の探索 |
腫瘍分子生物学研究分野 | ||
4 | 佐藤 博 教授 | がん浸潤・転移におけるMMPおよび関連分子の機能解析 |
細胞機能統御研究分野 | ||
5 | 向田 直史 教授 | ケモカイン・炎症性サイトカインによるがん微小環境調節機構の解明 |
分子生体応答研究分野 | ||
6 | 須田 貴司 教授 | プログラム細胞死の分子機構とがん病態における役割の研究 |
免疫炎症制御研究分野 | ||
7 | 松本 邦夫 教授 | HGF-MET系を中心とするがん転移・薬剤耐性・組織再生のメカニズムと創薬研究 |
腫瘍動態制御研究分野 | ||
8 | 後藤 典子 教授 | 固形がんのがん幹細胞培養系を用いたがん悪性化の分子機構の解析 |
分子病態研究分野 | ||
9 | 善岡 克次 教授 | がんシグナル伝達に関する研究 |
シグナル伝達研究分野 | ||
10 | 源 利成 教授 | 消化器・難治がんの分子病態と代謝特性にもとづく診断,治療法の開発研究 |
腫瘍制御研究分野 | ||
11 | 鈴木 健之 教授 | がんの悪性化におけるエピジェネティック制御に関する研究 |
機能ゲノミクス研究分野 | ||
12 | 矢野 聖二 教授 | 肺がんの新規治療法開発 |
腫瘍内科研究分野 |
その他
各研究分野の目的、研究課題、最近の主な成果等については,以下を参照
https://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/cri/about/department/