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SNS 始めました! ~若手研究者育成のために~

 

がん進展制御研究所・所長 平尾敦

 

 2019年11月より、本研究所の活動を広く伝えるため、フェイスブックとツイッターを始めました。まだ始めたばかりで、試行錯誤しているところです。まずはご覧いただいて、フィードバックをいただければと思います。また、コンテンツ提供などご協力いただければと思います。よろしくお願いします。

 

 きっかけは、9月に開催された共同利用・共同研究拠点運営員会における学外委員の先生からのご指摘でした。「先生方は、研究所の活動をよく頑張ってやっていると思います。その活動は、大学院生のリクルートにつながっていますか?」というものでした。学部学生あるいは修士課程の大学院生に、我々の研究内容が十分伝わっているのか、という問いかけです。本研究所では、これまでホームページやニュースレターで情報を発信してきました。しかし、まだ本格的に研究の世界に入っていない人たちに十分伝えられているのか、考えてみると、残念ながら答えは「ノー」かな、と思いました。もちろん、各先生方が学会や論文発表を活発に行い、研究者コミュニティーでの存在感を増すことがよい人材の確保につながることは間違いありません。しかし、まだコミュニティーには属さないけれど、ポテンシャルの高い学生に対して、彼らの視野に少しでも入り、我々に興味を持ってもらうため、もっと努力する必要があると思います。若手研究者育成が叫ばれている今、研究所として、広報活動に力を入れることは、以前にも増して求められていると思いました。「SNSを使って発信することで、どれくらい効果があるのでしょう」、「いったいどれくらいの人がフォローするのでしょう」という懐疑的意見もあります。しかし、大学院の希望者の激減、将来の若手研究者の枯渇という、我々の置かれている危機的現状を考えると、フォローする人数の多寡ではなく、これによって一人でも二人でも希望者が増える可能性に賭けることに意味がある、と考えました。

 

 研究所の広報活動においては、「誰に向けて」、「何のために」、「何を」、「どうやって」発信すべきなのか、よく考える必要があると思います。SNSに関しても、いろいろな考え方があり、それに合わせてやり方も異なると思います。本研究所のスタンスとしては、ホームページでは、「できるだけ学術的内容を正確に、詳しく」伝えたいと思います。SNSでは、それらに加え、日常的な研究活動を、「わかりやすく」「等身大で」「顔が見えるように」伝えられればよいのでは、と思っています。コンテンツは、やはり、ホームページの内容を短く紹介することが中心になると思いますが、ホームページに掲載するほどのものではない「小さな出来事」であっても、研究に関連した「楽しい出来事」であれば出来るだけ情報を発信したいと思います。研究を志す方がそれを見て、こんなところで研究できたらいいなと感じていただければと思います。

 

 研究所の皆さんには、趣旨をご理解いただき、コンテンツの提供をよろしくお願いいたします。情報提供や質問は、共同利用・共同研究拠点推進室拠点運営室(E-mail:kyoten@adm.kanazawa-u.ac.jp)までよろしくお願いします。

 

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