助教
土屋 晃介
Tsuchiya, Kohsuke
多細胞生物において、細胞死は単に終わりを意味するのではなく、新しいシグナルネットワークの起点として役割を果たし得ます。カスパーゼ-1はパイロトーシスと呼ばれるネクローシス様のプログラム細胞死を誘導しますが、このとき、細胞内の分子が放出されることで炎症が惹起されます。このような炎症応答が免疫系やがん細胞に影響を与えると考えられています。本ユニットでは、カスパーゼ-1が誘導する細胞死のメカニズムおよびがん微小環境における役割の解明を進めています。
カスパーゼ-1 が誘導する細胞死の形態と分子機序